言葉の定義から見る、整理収納アドバイザーの勉強が向いている人

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こんにちは、奈良県在住整理収納アドバイザー認定講師オフィスミカサの長野ゆかです。先日、整理収納、片づけ特集本を続けて2冊読みました。正直、読み手は混乱するだろうなぁと思ったのですが、逆に私ならこう説明するのに、整理収納アドバイザーの考え方なら、全部説明がいくのに、と思ったので、それを記事にします。

片づけ特集。本のタイトルは「整理術/片づけの達人に聞く!」の2冊

タイトル、ざっくりでスミマセン。片方が20名以上、片方は5名程度の片づけの達人の、整理術が掲載されている本でした。1冊の中に整理収納アドバイザー、ライフオーガナイザー、クラターオーガナイザー、5Sの達人などなど、様々な片づけに関する達人が、色々な術とともに各々の片づけへの考えを紹介しています。
しかし、この本をみて家やデスクを片づけようと思った読み手は、うまくいかないと思います。一瞬うまくいってもきっとリバウンドして失敗します。なぜなら1冊の雑誌の中で、各々の達人の言葉の定義がバラバラだからです。

超整理法、整理術、片づけ術、整理グッズ、収納グッズ

ある達人は、「モノをもたないことが極意だ」と、別の人は「自分にとって本当に必要なものだけにすることだ」といいます。かと思えば、最新の便利な可動式の収納庫を紹介する人、100均グッズで狭いスペースを使って美しく収めていく人、時間軸だけで管理が便利!と言う人、中には掃除の記事も。「片づけ特集とか言いながら、また掃除までいれちゃったよ~」と思いながら読みました。

掃除と片づけの違いはこちら。関連過去記事
掃除・インテリアより「片づけスキル」が大事だと私が思う理由

片づけのプロからみれば面白い本

各達人によって、考え方はバラバラ。私にとっては、1つ1つ大変興味深いです。例えば
「この人は整理の人で、この人は収納の人。あー整理の概念を整頓に近く持っている考え方かぁ」とか
「この人の片づけない片づけ術は〇〇だから、メリットとデメリットから考えるに、こういう人たちになら向いているな。」とか
「Aさんが整理と語っている言葉と、Bさんの片づけの定義が一緒だ」とか、ひたすら分析しながら読んでいます。でも、販売対象者は片づけができるようになりたい読者さんだから、そういう意味ではいい本ではないなぁと思ってしまいました。

整理収納アドバイザーでは、言葉の定義を以下のように考えます。

整理ー分ける・区別する・不要なモノを取り除く
収納ー使いやすく収める
整頓ー美しく整える
片づけー元の場所に戻す。

片づけという言葉は狭い意味では「元の場所に戻す」 なのに、この4つをまとめて「片づけ」と一般的には表現します。これだけでも混乱するのですが、先ほどの片づけ特集の達人だと、この4つまとめて「整理術」と表現している人もいます(整理収納アドバイザー標準でなければ、そういう考え方もアリです)。作り手も読み手も、混乱する理由はここにあります。

ご主人が「ご飯のあと片づけておいたよ」といっても「え!食器洗っただけじゃない!拭いて食器棚にしまって片づけでしょ?」(お互い嫌な空気)となりますし、オフィスで「今週は片づけ週間です!」といっても、机の上の書類を全部なしにする人もいれば、足周りの書類を上にあげただけの人、、雑巾で周辺を拭いただけ
の人もいる、となるのです。

整理が苦手な中にもいろんな人、収納が苦手な中にもいろんな人が

言葉の定義が終わった後で、また整理が苦手な方の中から、分けることが苦手な人、適切な条件をつけるのが苦手な人、グループ化が苦手な人、モノを処分するのが苦手な人、判断するのが苦手な人さまざまな理由が出てきます。
収納も同じです。空間づかいが苦手、また同じ空間でも、奥行き、高さの空間使いの苦手な人、細かいところが苦手な人、収納用品等が全く思いつかない人、区切りの苦手な人さまざま。
ほんとに、10人いれば10人ともの「片づけが苦手な理由」は違います。

まずは言葉の「定義」を明確にすることが大事

整理収納アドバイザー2級の認定講座では、まず第1スライドで「整理とは何ですか」というところから入ります。まさにこの概念を、共有するところから始まります。それを上記のように言葉で定義し、具体例とともにみることで、片づけを手法として「学ぶ」ということが可能になります。世の中にあるありとあらゆる片づけ術(ときめき片づけも、ミニマリストも、断捨離も、超整理法もファイリングも)全て、説明できるのが「整理収納アドバイザー」の知識であり、強みです。だから企業等でも社員さんの資格取得として応援されていますし、私の企業向けの社内片づけ研修を採用・リピートいただけるのも、これが理由です。

かたづけ=すっきりする、きれいにする、素敵なお部屋。そんな漠然としたイメージでは片づけ行動が起こしにくい方や、(私)や理詰めで考えて、数値化されることによって、納得しないと動きにくい方(私)。そんな方には、ぜひぜひ整理収納アドバイザーの世界をお薦めしたいと思っています。


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